ハンカチ王子の今は?

2006年の甲子園での熱闘で、斎藤祐樹投手は日本中の話題を独占しました。

さわやかな風貌、インタビュー等での冷静な受け答え、そして何よりもマウンド上でクールにハンカチで汗を拭く姿にみんなが熱狂したものです。

決勝戦では現ニューヨークヤンキースの田中将大投手との投げ合いに勝利し、そのライヴァル関係は今後の野球界を盛り上げるものになるであろうと期待されました。

早稲田大学に進学後も素晴らしい実績を残し、2011年いよいよプロ野球の世界に進みました。

 

プロ入り後は・・・

しかしそんなハンカチ王子こと斎藤祐樹選手、その後の結果はちょっと残念なものになってしまっています。

2012年の開幕試合での完投勝利など、記憶に残る活躍シーンもあるのですが、肩の故障などもあり、2012年は5勝、2013年に至っては未勝利に終わってしまいました。

始まったばかりの今シーズンも打ち込まれ、2軍で調整せざるを得なくなっています。

田中将大投手とはもちろん、同世代の前田健太投手(広島)、澤村拓一投手(巨人)といった選手とも大きな差がついてしまった印象は拭えないでしょう。

なぜ斎藤投手はこのような状況に追い込まれているのでしょう?

素人目にみても、制球力の低下が原因の一つにあるように思います。近年の彼の試合を見ると(といってもテレビ放映がそう多くあるわけでもなく、また登板数も少ないのでそんなに数は見ていませんが)ストライクを取るのにとても苦労しており、フォアボールも多くなっているようです。

高校時代の投球を振り返ると、低めのコントロールが抜群で、捕手の構えた所へ投げたボールが正確に収まる「ピシッピシッ」感みたいなものはすごかったように思います。それを感じることは最近はほとんどありません。

また球質の低下もあるように思います。球速が早いだけでバッターを打ち取れるというわけではないと思いますが(もちろん球が速いことは大きな武器ではあります)、球速、球のキレ共に落ちてきているように思えて仕方がありません。

そのせいか投球している姿に力強さや自信みたいなものが感じられないのです。

 

がんばれ祐樹!

今、斎藤投手はどんな思いで日々を過ごしているのでしょう?

かつては「ハンカチ王子」として世間から大いにもてはやされ、大変な期待を持ってプロ野球の世界に迎え入れられたわけですから、その忸怩たる思いや苦悩は相当なものがあるのではないかと想像されます。

想像されると書いたのは、彼のクールな表情からはその苦悩を感じ取ることができないからです。

そのクールなある種の無表情さに、真剣味が足りないように感じている人は多いのではないでしょうか?

さらに時々斎藤投手自意識過剰ともとれる発言をしてしまうことがあります(「自分は持ってるやつだ」とか背負ってます」とか)。

このあたりもこうした思い上がりが努力不足につながり、実績が出ないと評価されてしまう原因になっているかもしれません。特に日本の社会は持ち上げるだけ持ち上げて(何しろ「王子」ですから)、うまくいかないとドーンと下げるのが得意ですから報道等を見ても冷淡な記事は多いように思います。

しかし一度は頂点を極めた人間が、現在のような境遇に置かれたとき、何も考えないなんてことはありえないと思います。

斎藤投手が今後どのような道を歩むのかは神のみぞ知ることですが、なんとかこの苦境を乗り越えてほしいと願っています。

どん底から這い上がってきたエリートが(斎藤投手)が、強力なかつてのライヴァル(田中投手)と対決するなんて、素晴らしい場面を見ることが出来たら、とても嬉しいことじゃないかと思います。

もう一度足元を見直して、目の前の課題を一つひとつこなしていくことで、必ず結果は出てくるはずです。

彼の復活を期待して見守っていきたいと思います。


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