亀田興毅の油断か? 格下相手に薄氷の判定勝利

11月19日、韓国・済州島で行われたボクシングWBA世界バンタム級タイトルマッチにおいて王者亀田興毅が挑戦者の孫正五(韓国・同級14位)を相手にダウンを奪われるなど大苦戦の末、辛うじて判定勝利を収め同級王座8度目の防衛に成功した。

 

戦前の予想では王者亀田が圧倒的有利とされた。挑戦者の孫はランキングが14位の下位ランクであり、一年間試合から遠ざかっていたこともあり亀田の序盤でのKOが期待された。実際に序盤のペースも亀田のコンビネーションが冴えて、的確にヒットを重ねてポイントでは有利となっていた。

 

スピードやディフェンスでは亀田が上だったが、地元韓国の地の利を生かして挑戦者が巻き返してきた。大振りでスローなパンチではあるが、返ってタイミングが取りづらくKOを意識して前に出てきた亀田の顔面に徐々に被弾するようになってきた。

 

挑戦者の果敢な攻めと地元応援の後押しもあり、試合の優劣が微妙な感じになった。そして10ラウンド、亀田がバランスを崩したところにタイミング良くパンチがヒットしダウンを喫する。これで挑戦者が判定の面でも有利となり、最終12ラウンドを終えた。

 

判定は3人のジャッジにより採点され2-1で辛うじて亀田の勝利となった。手数の多さによるポイントの積み重ねにより亀田の勝利となったが、地元韓国でホームタウンディシジョンの有利さと、アグレッシブに最後まで攻め立てた孫に勝ちが流れても不思議ではなかった。

 

格下相手で油断があったのではと思える亀田の厳しいスプリット勝利だった。アウェイでの試合経験と苦戦を今後の糧にして次戦に活かしてもらいたい。


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