不快なほど高いオーストラリアドル通貨 各国の反応は!?

11月5日、オーストラリア中央銀行は政策金利を過去最低の2.5%で維持すると発表した。合わせて為替相場において「オーストラリアドルは不快なほど高い」と、為替市場への牽制も行っている。

 

今回に限らずオーストラリア政府や金融関係者は「豪ドルが高すぎる、下落が望ましい」と口先介入をしている。オーストラリア経済において主力である鉱業関係における輸出業の不振が続いたことから、同国政府は経済対策のため主要国において比較的高いとされている政策金利を段階的に引き下げ、今年8月には史上最低の2.5%にまで下落した。

 

過去最低水準にまで引き下げた政策金利により、貿易収支が改善されつつあるオーストラリアだが、政府系金融機関要人による口先介入は止めようとしない。オーストラリアに限らず輸出業が主力の国であるならば、自国通貨が下がってくれていた方が都合良い。それだけ外貨を獲得しやすくなるからだ。しかし露骨な口先介入は為替市場に対する圧力ともなる。

 

為替は各国マーケットの信頼度により買われたり売られたりしている。今年4月、日本円が金融政策緩和で円安に動いたが、ドイツや中国が意図的な為替操作だとして反発した。日本は未曽有の円高とデフレで経済が疲弊していて、それを改善するための政策なので他国にどうこう言われる筋合いはない。それでも諸外国の反発を避けるために、日本政府関係者や日銀には為替について緘口令がひかれており、為替の動向はマーケットに任せていた。

 

今回、過度な口先介入をするオーストラリアに対し、日本に反発していたドイツや中国が何も言わないのが不思議だ。あからさまな為替操作を行っているオーストラリア要人にこそ文句を言うべきではないのか。不快発言のような露骨な口先介入こそマーケットは不快に思っているはずだ。


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