原発ゼロへ、小泉劇場再び!!

11月12日、410名に上る日本記者クラブ会見史上最大数の報道陣を集め、小泉元首相が原発ゼロ政策を安倍政権に訴えた。国会議員辞職後は表舞台に現れなかった小泉元首相が久々に存在感を示した記者会見となった。

 

小泉元総理は日本政府の原発維持の方針に異議を唱え、度々脱原発を訴えてきたが、今回の記者クラブでの発言はこれまでの自身の発言をより踏み込んだ原発即停止というものだった。

 

記者会見での小泉元総理はかつて持論として唱えていた郵政民営化を訴える時のように饒舌であり、その歯切れの良い言い回しは、まさに小泉劇場を演出しているかのようであった。元総理とは言え、5年にも及ぶ長期政権を築き上げ支持率も高水準を保っていた小泉氏だけに聴衆を引き込む話術はさすがとしか言いようがない。

 

既に政界から引退している身でありながら、公の場で政策に言及する小泉元総理に政府要人も経済界も様々な反応を示している。原発の是非はともかく小泉氏の影響力の高さを改めて認識した記者会見だった。

 

しかし原発の即時廃止は現実的ではない。現在大半の原発を停止している中で、火力発電が最も多くの電力を供給しているのだが、燃料に使う天然ガスは外国からの輸入に頼っている。しかも電力不足に悩む日本の足元を見られ、割高な価格で天然ガスを購入しなければならずコスト面がひっ迫している情況だ。更に環境面においても火力発電から放出されるCO2問題もある。他のエネルギーも原発稼働時の電力供給量を補えるだけのものではない。代替エネルギーが確立されない限り、原発を今止めることは得策ではない

 

安倍政権では経済政策として諸外国への原発輸出推進をしており、簡単に原発ゼロとすることが出来ない事情もある。国民からの人気がいまだに高い小泉元総理の原発ゼロ宣言は厄介としか言いようがない。


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2 Responses to “原発ゼロへ、小泉劇場再び!!”

  1. より:

    国内の原発は既に稼働ゼロなのに、廃止できないと言ってる方が異常ですよ。

    燃料費の増加も実際は輸入量が増えた訳でもなく、アベノミクスで円安誘導したのが主因。

    しかもそれでもまだ2008年より低い。

    出来ない出来ないと駄々を捏ねてる人達は異常過ぎる。
     
     

    • shinsou より:

      そうですね。

      原発に関してはいろいろな意見があり、確かに決め付けるのは難しいと思います。
      原発は利害関係者も多く、廃止することで多くの人が路頭に迷うという実態がある一方で、ほうっておくと環境問題という意味において取り返しがつかなくなるという意見もあります。

      本記事にこのような反応があること自体、日本について、原発について、真剣に考えている人が多いということで少し嬉しくなりました。

      ありがとうございました。

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