日本の広告業界の現状と将来性は?

マスコミ業界で働く人には何か華やかなイメージを持ちませんか?

そのマスコミの収益を支えているのが広告収入であり、その広告を集めて制作をしているのが広告業界の方々です。

こうした関係からなのか、マスコミ同様に広告業界にも華やかなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?

学生さんが就職したい企業の上位に大手広告会社が常にいる時代になりましたが、半世紀ほど前まで広告業界そのものが結構な扱いを受けていたことをご存知でしたでしょうか?

 

広告業界が戦後から現在の華やかな業種に至るまでの歴史

江戸時代と士農工商

士農工商という江戸時代の身分制度、学校で習いましたよね。

戦後から昭和中期に至る時代の広告業界は士農工商広告屋と一番低い身分で表現されていたことをご存知の方は少ないと思います。

「広告屋お断り」

という貼紙をしていた商店も昔は多かったようです。

どうしてそうなったのでしょうか?

今でこそマスコミ各媒体は、第三者機関を通じて視聴率や発行部数を正確に発表していますが昔は違いました。

「うちの雑誌は30万部発行しているから広告代は30万円です。」

何の根拠もなく広告代を示され請求されることは当たり前。

葬式を見ると葬儀広告をもらいに行っては「人の不幸を商売にする!」と罵倒されるなど、広告業界の評判はあまり良いものではありませんでした。

その後、広告会社大手電通の3代目社長吉田秀雄氏を始めとした業界関係者の方々の努力があって、広告価値が整備され正当な業界と称されるようになり、現在の華やかな業界へと変貌を遂げた歴史があるのです。

(参考資料:広告と生きる-私の履歴書

 

華やかな銀座

 

マスコミ四媒体の崩壊と広告業界の現状

インターネットが普及し始めるまでの広告業界が販売する主な広告媒体は新聞・テレビ・ラジオ・SP(セールスプロモーション)の4つの媒体に分けて考えられていました。

21世紀に入りインターネットの普及とともにマスコミ4媒体の構図は崩れ、現在ではテレビとインターネットの2強時代と言われ、広告業界の仕組みそのものが再編されてきています。

媒体の変化や世界経済の低迷、政権交代による日本経済の低迷期が生んだ100年に一度の大不況と言われた2009年以降、多くの広告会社の倒産も話題となりました。

広告業界に未来はない

そう感じた方々も多かったと思いますが、広告業界の将来性は明るいのでしょうか?

 

今も昔も変わらない未来の明るい広告業界

新聞や雑誌を中心とした紙媒体低迷やラジオ離れなど、低迷している媒体が扱っていた広告費は消えてしまったのでしょうか?

マスコミ4媒体の低迷に逆行して成長を見せたのはインターネット業界です。

インターネットと未来

そしてSP(セールスプロモーション)分野も成長を見せています。

POPを始めとしたセールスポロモーション分野は消費者のニーズが多様化する中で、需要が増えています。

SP広告はテレビや新聞と違い広告会社が売上を上げるには手間のかかる分野です。

しかし消費者の心を確実に捉える点から、SP広告の需要は増え続けています。

 

広告費そのものが落ち込むことがあったとしても、広告費が全くなくなってしまうことはないのです。

なぜならば、企業は宣伝をしなければライバル企業に売上を持って行かれますから宣伝を止めることはできないのです。

不況等の要因によって、広告市場の規模が多少縮小することはありますが、過去も未来も広告がなくなることはありません。

政権交代後の日本の景気は確実に上向いていますし、東京オリンピック開催も決定して日本国内には好材料が揃っています。

日本の広告業界の将来性は明るいといえる材料は揃ってきていると思います。

時代の価値に合わせた媒体を通じて情報を発信し続ける限り、広告業界の未来は明るいと言えるのではないでしょうか?


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