深刻化する中国PM2.5とチャイナリスク

中国の大気汚染が深刻だ。微粒子性物質PM2.5の濃度は北京などの主要都市において一立方メートル辺り200マイクログラムを計測しており、濃霧のようなスモッグがかかっている状況だ。日本でも中国からの偏西風により流れてくるPM2.5の汚染状況が深刻なのだが、日本国内で注意喚起するPM2.5の数値70マイクログラムを大きく上回る中国の汚染度は桁違いと言える。中国に進出している日本企業も大気汚染の深刻さに頭を悩ませている。

 

ある日本企業は従業員の家族を帰国させ、単身赴任の体制を取らせている。中国の大気汚染が改善しなければ企業ごと中国から非難することも検討している。しかし簡単に中国から脱出できるならばまだ良い方だ。

 

他国では考えられない取り決めにより中国市場に参入した事によるチャイナリスクも深刻化している。中国に進出する外資企業は、現地法人を立ち上げなければならない。故に中国企業との合弁会社を立ち上げるケースが殆どだ。

合弁会社のメリットとしては、中国企業側の販売ルートが確立されているので市場開拓する上で効率が良いことだ。しかし中国から撤退したいとなった場合、現地従業員に対して多額の補償金を支払うことが義務付けられており、資産の凍結や没収などに及ぶケースもある。

 

安い人件費と経済成長著しい中国経済の恩恵にあやかりたいと中国に進出したは良いが、生活を脅かす大気汚染とチャイナリスクは深刻だ。高い代償を支払った現地日本企業の前途は多難と言える。


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