野党民主党 国会代表質問で返り討ちのブーメラン現象

民主党議員が行う国会質問において、政府に追及のための質問をしたところ逆に民主党政権時代の不手際を指摘され、反論出来なくなるというシーンをよく目にする。

 

民主党の近藤昭一衆議院議員が11月26日、特定秘密保護法案に関する質問で、東日本大震災での被災を引き合いに出し、「当時はいろんな情報が隠ぺいされて対応の遅れが目立っていた。特定秘密保護法により、そういった隠ぺいが萬栄するのではないか?」と切り出した。安倍総理はすかさず「あの当時は民主党政権だった。菅元首相の時に出すべき情報を出さなかった」と反論した。更に関係大臣からも「震災時に、緊急時迅速放射能影響予測ネットワーク(SPEEDI)の情報が出なかったことが心に深くのしかかっている。あれは秘密でもなんでもない」と前政権の対応を言及した。質問者であり、震災当時の環境副大臣であり当事者だった近藤議員は非を認め陳謝するという事態となった。

 

かつて尖閣沖での中国漁船との衝突事故があったが、当時の民主党政権下では情報公開を避けてきた。自民党政府はこの案件を秘密事項に当たらないとしており、民主党政権とは違う対応を示している。中国に配慮したことから、日本中から非難された尖閣ビデオ事件に代表されるように、特定秘密保護法がなくとも情報隠ぺいしていた民主党の追及では説得力がない。

 

野党の国会質問の役割は政府の政策・方針の問題点を洗い出して追及することにあるのだが、近藤議員の質問は自分達の政党が政権をとっていた頃の不手際を棚に上げる形で行っているため、追及しようにも逆に攻め立てられるブーメラン現象になっている

 

少し捻った内容で切り込めないものだろうか? これでは政権政党を監視する野党としての機能が果たされているとは言えない。自業自得とは言え、何とも惨めな光景だ。


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