【尊厳死を考える】ブリタニーメイナードさんの死

尊厳死。

皆さんは尊厳死についてどのように考えていますか?

ついに世界で始めて、尊厳死が大々的に報道されました。

この報道を見て、死について色々と考えた方も多いと思います。

 

ブリタニーメイナードさんの死

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引用元:えぞももんが通信

“尊厳死”宣言通り死亡 「さよなら世界のみなさん」

このニュースをご覧になった人も多いと思います。

簡単に内容をピックアップしますと、アメリカ人のブリタニーメイナードさん(29才)が、脳腫瘍により余命半年の宣告を受け、延命治療を選ばずに尊厳死を選び、11月1日に亡くなられました。

SNSサービスを使い尊厳死を予告し、その予告通りに医師により処方された薬で安楽死の道を選んだ彼女の人生に、世界中で賛否両論が出ています。

 

”死”の価値観をどう考えるか

人は必ず死にます。

事故死、病死、自ら選ぶ死、寿命による死。

死にも様々な理由がありますが、天寿を全うできることが幸せなことだと思う人が世界中には多いと思います。

世界中には様々な宗教がありますが、尊厳死を尊重する宗教は少ないですし、宗教に関係なく尊厳死そのものを肯定する人の方が少ないのが現実です。

今回、ブリタニーメイナードさんが選んだ安楽死も、安楽死が認められているオレゴン州まで移転をして実現したもので、安楽死そのものを受け入れる場所は、世界中にそんなにありません。

世界中のほとんどの国や地域が安楽死はNOという考えの中です。

そんな中で安楽死を選んだ今回のブリタニーメイナードさんの報道が、5年後10年後に及ぼす影響について考えてみました。

 

安楽死を認める国や地域が増え続けるという説

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引用元:amazon.co.jp

安楽死は宗教観や道徳観で考えると、NOという意見になるはずです。

どんな理由があるにせよ生きたくても生きられずに死んでしまう人もいる中で、自らの意思で死を認めることが許されるのか?

生きられる限り人は生きるべきだという考えは正しいとは思います。

しかし、そうも言っていられない事情もあるのです。

 

2013年に国連が発表した「世界人口展望」(2012年改訂版)では前回の予測値より増加傾向にあり、中位値として2025年に約81億人、2050年に約96億人、2100年には約109億人に達するとの予測がされている。

このように約10年後には世界人口が81億人に達し、その後も増加傾向にあります。

水や食料、石油を中心とした資源、居住地域などの確保すら難しい時代になります。

そうすると、尊厳死について認めざるおえなくなる国も近い未来には出てくるはずです。

生きていたくても、生活の事情で生きることが難しくなる。

難病にかかり近い将来に死ぬことが分かっていても、延命治療を選択することが出来ないケースもあります。

延命治療の背景には、莫大な治療費がかかっていますので、死ぬ時にはできる限り周囲に迷惑をかけたく無いと言う考え方。

苦しみぬいて死ぬことよりも、安らかに死にたいという考え方を持つ方もいるはずです。

こうした生活上の選択肢や死に対する考え方の主張から、安楽死を主張する人はもっと増えるはずです。

またその主張を受け入れる国や地域が、今回の報道を気に増えてくると思います。

 

では、日本について考えてみます。

 

日本の65歳以上(高齢者)の人口は2014年9月15日時点で3296万人となり、総人口比は25.9%となることが分かった。総人口に占める割合が1/4を超えたのははじめてのことで、当然人口・割合共に過去最高となった。

高齢者大国の日本も、尊厳死について考える時代が、近い将来に来るのではないでしょうか?

裕福な高齢者が多いといわれる日本でも、中には金銭的な問題を抱える高齢者もいます。

自治体や国がある程度の面倒はみても、その国も莫大な借金を背負っていますので、いつまで国が面倒をみてくれるかを考えると・・・。

平均寿命が延び続ける日本国内で高齢者が増え続けることは、現実問題として「だれが面倒をみるの?」を考えると、尊厳死も選択肢に含まれる時代が来るのかもしれません。

 

尊厳死について、皆さんはどう考えていますか?

死ぬ時は人に迷惑をかけずに、静かに死にたい。

そういう考え方を尊重する時代が、近い将来に来るのかもしれません。

尊厳死を否定する考えも大切ですが、延命治療により生き続ける背景には莫大な治療費がかかること、何よりも延命治療を選択することがより苦しんで死ぬケースもあるはずです。

仮に尊厳死が認められたとしても、そのルールの設定には慎重になる必要があります。

今回のブリタニーメイナードさんの死は、向こう10年先の尊厳死について世界中が動き始める第一歩になるはずです。


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