STAP細胞とES細胞の違いとは? マウス捏造!

STAP細胞の捏造疑惑が話題になっていますが、別種マウス問題が浮上しています。

小保方晴子さんが作り出したSTAP細胞ですが、論文の中ではあるマウスの細胞から作り出したとされています。

しかし今回の調査で改めてSTAP細胞を調べたところ、論文の中で使用していたとされているマウスとは別の種類のマウスの細胞が見つかったようです。

今回はこの問題についてできるだけわかりやすく解説していきたいと思います。

STAP細胞マウス
画像引用:動物のサイズ制御機構の分子メカニズムの解明と応用

 

STAP細胞捏造疑惑とマウスの関係

ではなぜ論文と違うマウスを使用したらいけないのでしょうか?

「同じマウスなんだから何でもいいじゃん~」

と一般庶民は考えたくもなりますが、どうもSTAP細胞の存在そのものを揺るがす大きな問題のようです。

マウスにもいろいろと種類があり、マウスが異なるとそこからできる細胞も違ってきます。

このマウスからは「A」という細胞が作られたけれど、別のマウスを使用すると全く同じ作成過程を経ても「A」という細胞を作ることはできない、ということがあるんですね。

人間も白人、黒人、黄色人種など、さまざまな人種があり、人種が違えば遺伝子や免疫も違います。それと似ているかもしれませんね。

それで今回小保方晴子さんが使用したとされるマウスは「ES細胞」という万能細胞を作り出す時によく使われているマウスだったんです。

ではES細胞って何なのでしょうか? STAP細胞とどう違うのでしょうか?

 

STAP細胞とES細胞の違い

STAP細胞とES細胞は総称して一般的に万能細胞と呼ばれています。

ちなみ「万能細胞」という言葉は科学的な言葉ではなく、マスコミがわかりやすく作り出した言葉となります。

万能細胞とは、簡単に言うと「体に存在する全ての細胞になることができる細胞」です。

人間には60兆個もの細胞があると言われていますが、元をたどればたった1つの細胞なんです。

この1つの細胞が何度も変化し、増殖し、人間の体が出来あがるんですね。

その一番最初の細胞が受精卵です。神秘的ですね~☆

で、STAP細胞とES細胞の違いですが、まずES細胞について簡単に説明します。

ES細胞というのは人間の受精卵が元になって作られる細胞です。つまり、受精卵から臓器などの元になる別の細胞を作り出してしまおうというものですね。

たとえば、受精卵に腎臓の細胞の核を加えれば、腎臓になってしまうのです。これも画期的な発見ではあるのですが、倫理的な問題がありました。

受精卵は当然ですがほっといたら人間になりますよね。人間になるものを腎臓にしてしまうなんて、倫理的に大問題ですし、何よりなんか怖いです・・・

ではそもそもSTAP細胞とは何でしょうか?

STAP細胞は、受精卵以外の体にある細胞が元になっています。だから倫理的な問題もなく、今後医療や美容の分野などで活用できるのではないかと非常に多くの人が注目したんですね。

 

実験マウスが異なることによる影響

今回明らかになったことは、小保方晴子さんが論文の中で使用したとしているマウスと実際に使用されたマウスは違うものだったということです。

そしてその異なるマウスは「ES細胞」を作り出す時によく使われるマウスでした。

それはつまり、「STAP細胞と思っていたものは実は既に発見されているES細胞だったのではないか?」という疑惑を生じさせることになるんです。

当然これは全体の論文の一部についての調査結果です。

しかし科学論文というのは全体を通して一つひとつの実験による事実の積み上げの末に、ある結論が導かれているものです。

たった一つの事実が異なれば、当然そこから生み出される結果も違ったものになるでしょう。

この別種マウス問題は論文の信憑性をさらになくすことになるのです。

 

STAP細胞の捏造疑惑はさらに深まっていきそうですが、やはり皆の思いとしては、「STAP細胞が存在していてほしい」ということです。

だって、新たに細胞を作り出すことができれば、医療に役立つだけでなく、美容面において若返りも可能になるんですから!

今回のマウス問題はその希望を打ち砕くものになるのかもしれません。

「実はES細胞だった!」

そんなの悲し過ぎますよね。


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