迷い子のアシカホッピーの旅路とは?

今年3月31日、アメリカ西海岸に位置するカリフォルニア州北部のモデストで迷い子のアシカが保護されました。

発見された迷い子のアシカホッピー
引用元:The Mammal Center

ホッピーと名づけられたまだあどけない顔の子どものアシカ。一体どのような旅路を経て、モデストまでたどり着いたのでしょうか。

 

ホッピーの旅路

モデストは、サンフランシスコ近郊の地方都市で、セントラルバレーと呼ばれる内陸部に位置しています。サンフランシスコからは南東方面、シリコンバレーで有名なサンノゼの東、海岸線からはかなりの距離があります。

迷い子のアシカ、ホッピーは、海からなんと160キロ程の旅路をサン・ジョアキン川づたいにさかのぼってきたと考えられています。

カリフォルニアアシカは通常時速10キロくらいの速度で泳ぎますが、短時間なら時速40キロの速さも出せる泳ぎの名手です。

しかしまだ乳離れもままならなかったであろうホッピーはおそらくもう少し時間をかけながら、サンペドロ湾の入江に迷い込み、川づたいの旅路中、必死で母親を探していたのでしょう。

 

海洋哺乳類センターでのリハビリ

長い旅路の末発見されたホッピーは、現在、サンフランシスコ郊外のソーサリートにある非営利団体、海洋哺乳類センターで保護されており、他の子アシカ何頭かと一緒に回復に向けてのケアとリハビリがなされています。

センターの広報担当のローラ・シャー氏によれば、「ホッピーは1歳未満で、母親と離れ離れになってしまい迷い子のまま長い旅路を続けていたのだろう」ということでした。

発見当初、ホッピーの体重は36ポンド(約16キロ)しかなく、栄養失調でかなりやせ細っていました。

この年齢の健康なアシカなら60ー70ポンド(約27ー32キロ)位まで成長しているはずです。

シャー氏は、「(センターに保護されて以来)ホッピーは食欲も旺盛です。まだ体重はあまり増えていませんが、今のところ心配する必要はありません。センターの環境と生活に慣れるに連れ次第に体重も増え、健康も回復するでしょう。」と語っています。

 

迷い子のアシカの先輩「チッピー」

海岸線よりかなり距離のあるこの地域で迷子のアシカが発見されることは大変珍しいことですが、サン・ジョアキン川の長い旅路を経験した迷い子のアシカはホッピーが初めてではなかったのです。

10年前には、やはり迷い子のアシカがサン・ジョアキン川をさかのぼり、ロスバノスで警察のクルーザーの上にいたところを発見されたのです。

チッピーと呼ばれた迷い子のアシカ第1号は、首に銃で撃たれた傷があり、海洋哺乳類センターでのリハビリの末、無事に海での野生の生活へと帰って行きました。

ホッピーも回復次第、海へと返されることになります。哺乳類の中でもイルカと並んで非常に高い知能を持っているとされる、カリフォルニアアシカのホッピー

無事に母親と再開するのも夢ではないかもしれません。


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