アリアナグランデ 新曲プロブレムを徹底評価!

アメリカのポップ歌手アリアナ・グランデ(Ariana Grande)は1993年6月生まれで今がちょうど20歳。当初は女優として活動していましたが、昨年の「ザ・ウェイ」(The Way)の大ヒット(全米第9位)以来音楽の分野でもノリにノッテいます。キュートでスレンダーな容貌もあり、大人気です

そのアリアナが今回「プロブレム」(Problem)という新曲を発売しました。この「プロブレム」ですが、現在すごい売れ行きを示していて、ビルボードのシングルチャートでは初登場第3位、5月第1週のダウンロード回数は今年最大だそうです。今回はこの「プロブレム」を徹底的に評価ししてみたいと思います。

印象的なサウンド

まず最初に耳に飛び込んでくるのがソウルフルなサックスのカッコいいリフです。すこし下世話な音色でブリブリ吹かれるサウンドがバックのちょっとヒップホップテイストの効いたリズムとよく合っています。このサックスリフは曲中に何度か登場し、良い感じのアクセントとなっています。

そしてアリアナの歌が入ってくるわけですが、なかなかにソウルフル・R&B的で悪くありません。ただしあまりくどすぎるものではなく、若干ハスキーではあるものの比較的あっさりとした感じです。しかし20歳の女の子の歌とは思えないほどの歌唱力です。これからの伸びしろも十分に感じさせてくれます。いわゆる「アイドル歌手」とは一線を画すものです。

そして女性ラッパーのイギーアザリア(Iggy Azalea)のラップがアクセントで挿入され、終盤の盛り上がりを迎えるという構成です。「(I Got)One Less Problem Without You」というフレーズの繰り返しも印象的で、とてもキャッチ―です。大ヒットするのもよくわかります。

 

ポイントは90年代風サウンド

とここまで書いてきて、このサウンドは1990~2000年代前半に一世を風靡したサウンドの影響をかなり強く受けていることに気が付きました。レアグルーヴ風のホーンにヒップポップテイストのリズム、そこにR&B調のヴォーカルが乗っかり、間にラップのアクセントが入る…、これはかなりの既視感というか懐かしささえ感じさせるものです。

YoutubeでTV番組に出演している映像も見ましたが、アリアナのバックに数人のダンサーがついてヒップホップ風ダンスを踊るという構成で、こちらも1990~2000年代風な感じがしました。(ただしアリアナ本人のダンスは今一つという感じでしたが…。)

このパターンはJ-popでも大流行した覚えがあったな、と思い出しつつあらためて「プロブレム」を聴いてみました。

すると、転調した後の「Head In The Clouds Got No Weight On My Shoulders」という歌詞の部分はBOAが歌っていた「Valenti」という曲の「タイトなジーンズに詰め込む~」という個所とメロディーがそっくりな気がしてきました。もちろんこの曲のサウンドは十分に現代的であり、決して懐古主義的というわけではありませんから、全体の印象はちょっと違うのですが。

BOAに限らず2000年代前半当時はこんなサウンドが多かったわけで、これからは当時の影響を受けたサウンドが流行るのかもしれません。

こうしたトレンドをうまくくみ取る制作陣と、アリアナのキュートな容貌、歌唱力が合わされば2010年代後半のディーヴァの一人になれる可能性も秘めていると思います。というより既に大スターという風情ではありますが、なんといってもまだ20歳です。彼女の今後の活躍に期待しましょう!


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